待つということ

今年の夏は本当に暑いですね!

 

Bon!リトミックは、ただいま夏休みを頂いております。

次回レッスンは、8月19日です。

 

さて、今回は「待つ」ことについてです。

基本的に、小さなお子さんは「待つ」ことが好きではありません。

 

それは音楽に関してもおなじことがいえます。

 

リトミックでは

2歳から八分音符と四分音符と二分音符の

違いを感じ取るレッスン項目がありますが、

やはり二分音符が苦手な子が多いです。

それは「待てない」から。

音の長さに、気持ちや動きが待てないのです。

 

しかし!

 

レッスンを重ねる度に、長い音符にも慣れてきます。

そして、年齢に関係なく、

きちんと座って指示を待つ事に慣れてきます。

 

どうしてでしょう?

 

私が思うのは、「待てばその先がある」と

信じられるようになるからだと思うのです。

 

「順番よ」という言葉が毎回使われると、

「いつかは自分にも回ってくる」ということがわかります。

 

「音にはいろんな長さがあるんだよ」というと、

「音符の長さは二分音符だけじゃないから、

今はちょっとゆっくり歩こう(感じよう)」

と考えるのです。

 

なぜレッスンを重ねると出来るようになるのか?

それは、回数を重ねることで、子どもと先生との信頼関係が

うまれるからではないかと思います。

 

人との待ち合わせを考えてみてください。

 

「必ず待ち人は来る」と信じている時は、

待てますよね?これは、来てくれる人が

必ず来る人(もしくは来ると信じられる人)だから、

待てるのではないでしょうか?

 

「待つ」ことは大人にとっても実は難しい事です。

 

子どもの可能性を信じて待つ。

 

これは、長いスパンでみないと、難しいものです。

 

続けるということと、待つということ。

もしかしたら、2つで1つなのかもしれませんね。

 

暑い夏も、時がたてば去っていきます。

ここちよい秋の風を心待ちにして、

この夏、乗り切りましょう!!